犬の感染症~破傷風等

破傷風

 

感染後5~8日以内に特徴的な直強性のけいれんの症状が見られます。口が開けられず食べたり飲んだりできなくなります。

さらに知覚過敏の症状をあらわし、最終的に呼吸困難に陥って、多くの場合、発症後5日以内に死んでしまいます。回復する場合でも2週間は同じ症状が続きます。

破傷風菌はケガまたは手術、断尾、去勢の際などにできた傷口から感染します。土の中に存在する破傷風菌が体内に侵入し増殖して産生されるテタノトキシンと呼ばれる毒素が原因です。

この毒素が中枢神経や運動神経を侵してしまうために破傷風の症状が見られます。

 

細菌性腸炎

原因菌の種類や炎症部分などによって症状が異なりますが、共通しているのは下痢です。激しい下痢をおこすと短時間のうちに脱水状態に陥ります。
また、腸の動きが活発なので、お腹が鳴ったり腹痛をおこしたりします。

おもな病原菌はサルモネラ菌とカンピロバクター菌ですが、外界に常に存在する大腸菌、緑膿菌なども原因になります。

この病原菌に汚染された食べ物や水、食器などから感染します。

 

健康な犬でも、その約10%はサルモネラ菌を保菌していますが普段は異常ありませんが、犬の体力が低下したときやストレスがたまっているときなどに発病しやすくなります。

 

レプトスピラ症

カニコーラ型とワイル氏型(ワイル氏病を引きおこす)があります。

カニコーラ型は、腎炎がおこり尿毒症が進むと嘔吐、下痢、血便、さらに脱水状態に陥ることもあります。

ワイル氏型は、症状がさらに激しく、先の症状に加えて70%に黄疸(おうだん)が見られます。

病原体はレプトスピラ菌。保菌動物(おもにネズミ、犬など)の尿によって汚染された土や水、食べ物から感染したり傷口から感染します。

 

 

ブルセラ症

オスの場合はおもに睾丸(こうがん)の腫れ、陰嚢(いんのう)の皮膚炎が見られ、前立腺肥大や交配欲の減退と不妊が伴うこともあります。

メスの場合は妊娠後期の流産または死産の後、膣から緑褐色ないし灰緑色のオリモノを数週間にわたって排出し、その後も流産を繰り返したり不妊に終わることが多くなります。

オス、メスの共通の症状として体の表面のリンパ節が腫れます。
おもな病原菌はブルセラ・カニスで、交配や犬同士の接触により犬の呼吸器、消化器および生殖器などの粘膜から感染します。

体内に入った病原菌はリンパ節や生殖器で増殖するため、オスは前立腺や睾丸が、妊娠中のメスは胎盤がおかされます。

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ